2017年11月16日(木)、浄土宗東京教区「新任教師の育成を考える」委員会と当会の企画、運営により教宣師特別公開講座を実施しました。当日は会場一杯の49名の方にご参加いただき、お釈迦様から法然上人、私たち現代僧侶へと連綿と続く仏教のみ教えの興味への高さがあらわとなっております。

浄土宗勧学豊島組光圓寺ご住職 佐藤良純上人のご講義では、お釈迦様と法然上人の生まれた時代の古代インドにおけるシャカ族とコーサラ族、鎌倉時代の平家源氏の政治権力の争いを例に挙げ、戦乱の時代の人々の「死んだらどこに行くのか」という根源の問いと仏教の関わり方などを賜りました。

また、お話の中では経典に書かれています人物が、異教徒の優陀/優波耆婆(梵語ウバカ)が「近づいていた人」、香姓婆羅門(梵語ドローナ)が「量る人」を意味するなど、普段なかなか知ることのない仏教の知識や、現代のインドの状況など多岐にわたる貴重なお話しを聞くことができました。

そして、講義の参加者には参考資料として「一百四十五箇条問答: 法然が教えるはじめての仏教 (ちくま学芸文庫)」を、著者の石上善應上人のご厚意によりいただきました。誠にありがとうございます。

■参考
こうしょうばらもん 【香姓婆羅門】
釈迦に帰依したバラモン。香姓は梵語ドローナ(Drona)の漢訳名。釈迦入滅で諸国王がその遺骨(舎利)を得ようとして争奪が起きかかった時、彼は、舎利のために害し合うのは釈迦の教えに背くと諭し、これを八分して八国に持ち帰らせ、平和裏に解決した。引用:こうしょうばらもん 【香姓婆羅門】

「お釈迦様と法然上人の足跡」について