2018年12月5日水曜日、浄土宗総合研究所 東海林良昌上人をお招きし、「超高齢社会における寺院の可能性ー介護者に寄りそうー」と題した講義をいただきました。

海外の教会やコミュニティの活動事例を参考に、宗教施設のソーシャルキャピタル(社会資本)としての役割、また震災などの緊急時には、曹洞宗や日蓮宗といった宗派を超えるだけでなく、キリスト教など他の宗教と協力した宗教者としての活動をご紹介いただきました。

このような活動が宗教者としての独りよがりなものでなく、新聞の記事やアンケートなどのデータを元に、一般の方が寺院や僧侶が果たす役割への期待が高いことをご説明いただいたのは大きな励みになったのではないでしょうか。

そして、法然上人のお手紙や問答を通して、法然上人が、病気や老いなどに悩まれている方の生活の質を重要視する姿勢でいらしたことは、現代にも十分に通じる考えであるとお話しいただきました。

また東海林上人のご自坊での「縁の手帖」や「介護者カフェ」などの活動の体験談は、自坊で実際に開催するイメージにもつながり、その後の質疑応答の時間において、講義の参加者が実際に自坊で「介護者カフェ」を開催する場合の不安や疑問、新しい寺院の役割を模索する思案や議論の活発につながりました。

これから直面する「超高齢社会」に対して、あらためて寺院、浄土宗僧侶だからこそできることの可能性を感じられたのではないでしょうか。

東海林上人、誠にありがとうございました。