1月29日(月)、大本山増上寺「松・杉の間」にて、「佐藤葬祭」代表の佐藤信顕先生より、「現代葬儀事情と寺院におけるその対策」と題しましてご講義をいただきました。
令和という時代、インターネットやSNS上では、様々な形での宗教バッシングや、悪徳業者の勧誘などが跋扈しています。佐藤先生からは、日本仏教への言われない批判が発生した経緯、批判者の正体、喝破の方法をまずはお伝えいただきました。「宗教離れ・お寺離れと叫ばれている」との言説についても、ポジショントークに近いものだそうです。現実世界の調査によれば、檀信徒が僧侶に期待するものは「流行りの活動ではなく、しっかりと葬儀祭祀を勤めてもらうこと」とのことでした。「批判することで利益を得る者」を見抜く目を養いたいものです。
また、ネット上の悪徳中抜き業者、ボッタクリ業者の手口についてもご講義いただきました。燃料代を勝手に吊り上げている火葬業者の財務関係や、今後の行政への陳情方法もご教示くださいました。
先生が長年「インターネット世直し活動」をされてきたのは、「真面目な僧侶にひたすら自戒を強い、果てのない批判への生贄にし続ける風潮を変え、次世代の寺院を護って欲しい」「僧侶の方々とともに、悪徳業者から檀信徒を護りたい」というお志あってのことだそうです。我々僧侶に対しては、「他の業界団体のように、不当な批判に対しては毅然と立ち向かい、圧力をかけられるようになってほしい」という期待をもってご講義を締めくくられました。

世の中に対する新たな視点や向き合い方を示唆される貴重なご講義となりました。