【研修活動報告】教宣師特別公開講座「今の葬式は正しいの?」〜現代の葬式儀礼を考え直す〜

12月17日(火)17時より、大本山増上寺慈雲閣にて東京教区共催教宣師特別公開講座が行われました。
加行の勧誡師である中野孝昭上人をはじめ柴田泰山上人のお二人の講師にお招きし、葬儀式について法式・教学の両面からご講義をいただきました。教区内の諸上人のほか、他教区からの参加もあり、54名の受講者で会場はいっぱいとなりました。
講座の前半は中野先生より葬儀式の法式・教学についてご講義いただきました。
現在葬式儀礼の簡略化が進んでいても、我々宗侶は、葬儀が教化に繋がるよう、引導作法を行い、遺族の安心感や僧俗の結びつきを深める機縁にしていくことが大切だというお話がとても印象に残りました。
後半は柴田先生より、葬儀に必要な設えについてご講義いただきました。葬儀社(足立企画様)ご協力のもと、葬儀の祭壇を実際に組みながら、六丁掛けや四華花(しかばな)など、祭壇に置かれているものの意味や飾る位置をご説明いただきました。何を用意すれば葬儀で儀式を執行できるのか、ぜひ知っておいてほしいという先生の熱意が伝わるご講義でした。
また、参加者から事前に集まった質問を両先生に回答いただき、研修会の最後に、柴田先生より「東京の葬儀式のあり方がいずれ東京外にも影響を及ぼす。葬儀式において何を残して守らないといけないかを考え、簡略化を防ぐ防波堤になってほしい。」と熱いお言葉をいただき閉会となりました。身の引き締まる充実した研修会でした。
中野先生、柴田先生、加行中のご講義ありがとうございました。合掌